リビングルーム

街の一角に「居間」があらわれる。 居間の内装は、地域を巡り出会い、集めた家具によって構成され、その家具は物々交換によって他の家具と取り替えられていく。人々との交換によってつくられ変わっていく内装。内装にあわせて居間での過ごし方も変化しつづける。 「リビングルーム」は居間でもあり、家具交換の店でもあり、周りの日常に対する映し鏡のように、営業をはじめた。

2010年10月10日日曜日

「物」以上の「モノ」

こんにちは、川田です。

今日は少し変わったお客さんが来てくれましたのでそのことを書きます。

そのお客さん、「ここは何のお店ですか?」…と興味津々に入ってきたかと思うと、おもむろに自分の持っているフィギュアを取り出して、1時間近く色んなお話をされていきました。

話がフィギュアだけにとどまらず、興味深い話がたくさん出たので全部を紹介することはできませんが、印象に残っている言葉をひとつ紹介しておきましょう。

「情報として見るものと実際に見てみるものは違う」

そのお客さんがリビングルームを一瞥して話された言葉です。
言うに、この部屋をインターネットなんかの写真で見ただけなら単に古い部屋と感じるだけで片付けてしまうが、今こうして実際に見てみると置かれている「物」以上の「モノ」(気配とか、空気とか、そんな感じでしょうか…)を感じるとのことです。

確かにこのリビングルームは色んな人が色んな物を持ち寄ってできあがっていくので、置かれている「モノ」が単なる「物」ではなくなっているのかもしれません。

いつもと変わりない部屋ですが、用事が無くてもリビングルームに来てみませんか? 「情報」だけからは読み取れない何かを、感じるものがあるはずです。

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